2011年07月21日

ハードディスクとは...

「コンピューター ソフト無ければ ただの箱」 

と揶揄されることもあるように、パソコンは、「ソフトウェアからの命令」 によって動作します...

ワープロを使うときには、ワープロソフトからの命令...

インターネットでホームページを見たい時には、ブラウザーソフトからの命令...


ご存じのWindows、MacOS等のOS(オペレーティング・システム)もソフトウェアです...


何らかの原因で、パソコンの基本的な動作をつかさどる 「親玉」 のOSが起動せず、「動作命令」を
発することができなければ、パソコンもタダの箱となってしまいます...

「親玉」 のOSが起動しなければ、保存されているデジカメ写真、住所録、メール等々のユーザーデータも
当然、パソコンに閉じ込められてしまいます。


さて、これらのソフトウェアやユーザーデータ... 

一般的には、「ハードディスクドライブ(HDD)」 という補助記憶装置に記憶されています...

パソコンに電源を入れると、HDDから 「ソフトウェアの親玉」のOSが呼び出され、
パソコンが起動して行きます...

パソコン購入時、諸元表に 「ハードディスク(HDD)容量○○ギガバイト(GB)...」 と記載されていますので、「ハードディスク(HDD)」という言葉自体は、耳にされた方も多いかと存じますが、実際の装置を見たことがある方はそんなにはいらっしゃらないかもしれません...


外観は、このような装置になります...

001157.jpg  
3.5インチHDD(デスクトップパソコン用、外付けHDD用)
長さ14.5cm×幅10cm×高さ2cm




thumb_220_1.jpg
2.5インチHDD(ノートパソコン用、小型外付けHDD用)
長さ10cm×幅7cm×高さ1cm


3.5インチHDDも2.5インチHDDも中身はこんな感じです...

bsj1105300502001-n1.jpg


ちょうど、アナログレコードのターンテーブルのような構造をしています...

磁性体を塗布した円盤を回転させ、磁気ヘッドが左右に動作して情報を読み書きします...


ターンテーブルであれば、1分間に33回転、45回転と、ゆっくりした回転ですが、
現在主流のHDDに至っては...


1分間に7200回転!


自動車のエンジンでも、7200回転といったら相当な高回転です...

しかも回転にムラがあっては正確な読み書きはできません... 

常に同じ回転数を保つ精密な制御が必要になります...


HDDの大容量化に伴い記録密度も大きくなり、読み取りヘッドの位置づけもかなり
シビアなものになります...

ちょっとした狂いで読み書きできなくなってしまいます...


円盤、読み取りヘッドのモーター、軸受けも使用頻度によって消耗することは必至で、物理的にも
永久に使える装置では無いことは容易に想像できます...

電源投入後は、常に動作し、密閉された高温下でかなり、酷使される装置でもあります...


HDDの動作機構を知れば知るほど、「動作していること自体、奇跡」 と言っても過言ではないほどに精密な装置となります...


パソコンを構成する上で、HDDは必要不可欠な装置ですが、反面、大切なデータを預けるのには、少々危うい装置です...


不運にもHDD内部で機械的な故障が発生してしまった場合...

メーカーでは、HDDユニット自体が、「準消耗品」の扱いのため、開封修理は行わず、
装置ごと交換、OSリカバリーでの対応となってしまいます...


残念ながら、保存されていた大切なデータは戻らないことが多いようです...


データ復旧専門工場においては、このような重度な故障でも、HDDの開封、部品交換他、
高度な機材の開発により、データ復旧の技術は確立されておりますので、ひとまずは、ご安心いただきたいと思います...

しかしながら、ホコリを断った無塵(むじん)室のような大規模高価な設備を用い、専門技術者が
手作業で行う精密な作業となってしまいますのでどうしても高額となってしまいます...

(機械式の腕時計の修理、オーバーホールが高額なことと同じ理屈です...)

損傷が激しければ、データの取出しが不可能な場合もあります...

ソフトは、再インストールで戻って来ますし、パソコン本体もお金を出せば買えることもできます...

が、二度と戻らないお写真その他ユーザーデータは、最悪の場合は戻らないこともあります...

必ず、物理的に別の記録装置にバックアップを取っておいて下さい...


(同じHDD内にバックアップを取ってしまう方もいらっしゃいますが、故障の際にはバックアップも無くなってしまいます...(^^; )



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パソコンデータの復旧サービス ホットスタンバイ

〒445-0891
愛知県西尾市下町御城下10番地
TEL/FAX : 0563-75-0295
E-mail : info@hot-standby.com
URL(PC・携帯) : http://www.hot-standby.com
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posted by ホットスタンバイ at 13:14 | 愛知 ☁ | Comment(0) | お仕事中... | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月14日

初動の対応...その1


過去ログにも度々登場するキーワード 「初動の対応」 ...

パソコントラブルに限らず、「初動の対応」で結果が大きく変わることは良くあります...

「初動の対応」 を誤ったばかりに最悪の結果となってしまうことは良くある話です...

しかしながら、「初動の対応」 に失敗しても、良い方向に軌道修正できることも多々あります...

が、殊、データ復旧に至っては、初動の対応に失敗してしまうと、多くの事例で良い方向への
軌道修正や、最初からのやり直しが効きません...

もがけばもがくほど、深みにはまってしまうのが常です...


「パソコンに詳しい」 一般ユーザー様でも、データ復旧の特別なノウハウをお持ちの方は
少ないと思います...

逆に、ノウハウはあっても、特殊な専門機材をお持ちの一般ユーザー様も少ないと思います....

機材、ノウハウの乏しい中で、安易に障害メディアに直接手を加えてしまうような行為で、
取り返しのつかない事態になってしまうことは容易に想像できます...



家の補修、車の修理等々、一般のいわゆる 「修理」 では、

「自分でやってみたけど、手に負えないから、やっぱり業者に頼もう...」 

は、通用するかもしれませんが、

パソコンのトラブルに関しては、

「自分でやってみたけど、手に負えないから、やっぱり業者に頼もう...」 

では、その時点で、最悪の状態 になってしまっている可能性がある... 

ということを頭の片隅にでも記憶しておいていただければ幸いです...



私どもも、人的ミス、不測の事態の恐怖は常に付きまといます...

取り返しのつかなくなってしまうことが多いことを知っている以上、尚更です...

では、私どもは、どのように対処しているか...

答えは簡単、軌道修正、やり直しができるようにすればいいのです... (^^

当店では、まず、障害の起こったハードディスク等の記録内容のイメージバックアップを作成します...

記憶装置に保存されているHexCode(16進数コード)をそのまま保存し、一方の記憶装置・メディアから
全く同一のクローンを作成する技術です...

場合によっては複数作成し、作業は全て、イメージコピー側で行います...

初期調査といえども、必ず、イメージコピーを作成します...

オリジナルの記憶装置は、「読む」 だけで、一切手を加えません...

これで、不測の事態にも一安心...何か起こったら、再び、クローンを作成し振り出しに戻ります...

万が一、当店にて対応できない事例でも、現状を維持した上でご返却できますので、
将来的な復旧の可能性を損なうこともありません...


料金は、「安心・安全料」... 


「安心・安全」 が、私どもの商品です... (^^



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posted by ホットスタンバイ at 18:11 | 愛知 ☀ | Comment(0) | お仕事中... | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月01日

フォーマットしてください...


外付けハードディスク... USBメモリー... etc etc...

ファイルにアクセスしようと思ったら、突然、「フォーマットしてください」 のメッセージが...

このようなメッセージを見たことがあるパソコンユーザー様もいらっしゃることと存じます...

理由は、ざっくりと、記憶装置内に書き込まれている管理情報が何らかの原因で
読み込めなくなってしまい、

「この記憶装置は新品ですよ...」     と、パソコンが認識してしまったため...

フォーマットと同時に管理情報も修復され、装置自体は再び使用することができます...


が!!  ” フォーマット : 初期化 ” と訳されることもあるように、中に入っているデータまで、
まっさらになってしまいます...


フォーマットをしてしまった記憶装置からのデータ復旧は、場合によっては、復旧不可能となってしまいます...


「フォーマットしてください」 と出た場合は、絶対にフォーマットをしてはいけません...


時々、OSの機能の 「スキャンディスク」 「デフラグ」 を行ってしまう方もいらっしゃいますが、これらの操作ももっての外です...

OSの標準機能では、対処不可能です...


そのままの状態であれば、管理情報の修復、または、専門機材で記憶装置全体をスキャニングすることにより、比較的簡単に、データの取出しは可能です...


昨日のブログでも、ちらっと書きましたが、パソコンユーザー様の初動の対応で、データ復旧の可否が大きく左右される事例...


慌てず騒がず、お近くのデータ復旧専門業者へご相談下さい...




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パソコンのデータ復旧サービス ホットスタンバイ
http://www.hot-standby.com/
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昨日のブログ... 「ゴミ箱から消してしまった...」
http://hot-standby.seesaa.net/archives/201106-1.html
posted by ホットスタンバイ at 15:18 | 愛知 ☔ | Comment(0) | お仕事中... | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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